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環境部【林業】 / 有限会社 宝箱【農業】

“環境と緑の創生”の理念から生まれた2部門

平成13年に廃棄物処理法が改正され野焼が禁止になり、剪定枝を許可なく焼却処理することができなくなりました。放置しておくこともできず、廃棄物として捨てるか資源として再利用するかの選択の中で、私たち松浦造園㈱は木くずを資源に変える道を選びました。

会社近くの山で長年植木づくりを行ってきたノウハウを生かし、平成10年から日本の昔ながらの発酵を利用した独自製法で、植物性堆肥づくりを始めました。松江近郊から発生する廃棄木くずを利用した堆肥は自然にやさしく、植物素材ゆえに良質な微生物が土壌に棲みやすくなり、作物の育ちやすい健康的な土壌へと変えることができます。また健康な土壌を作ることは病虫害を従来よりも抑えることに繋がり、有機栽培(農薬・化学肥料不使用)を実践することもできました。

松浦造園㈱では、資源の大量採取・生産・消費・破棄を抑えた循環型社会の実現を目指し、リサイクル製品として資源再生堆肥を「クリーンコンポ」と命名して販売をしています。 農業生産部門を担う(有)宝箱ではクリーンコンポの有効性を実践活用した有機農業を行っています。農産物の生産・加工・販売までを一貫して行っており、安心安全の食をお届けすることを信条として活動しています。

環境部【林業】の仕事の様子

松浦造園㈱ 環境部は、造園の樹木手入れで培った技術と堆肥作りで培った再資源化の技術を生かし、環境を整え利益を還元する林業の実践に取り組んでいます。契約した山林にて伐採した樹木を幹から枝葉まで、場合によっては根株まで持ち帰り、用途ごとに仕分けて木材やパルプに使われる有価木だけでなく、C級材や山に残されるような林地残材も破砕チップや堆肥にして再資源化を行います。スギ・ヒノキだけでなく、広葉樹を含め面的に山林資源を扱う為、伐採跡地にはほとんど残木を残しません。

したがって将来の植林に向けた地拵えや天然更新を兼ねた山の環境整備を行いつつ、伐採した樹木のそのほとんどを資源化し、山林所有者の方に利益還元を行う事ができます。次の世代に向けた山林管理の環境づくりをさせていただけるような林業を心がけております。

有限会社 宝箱【農業】の仕事の様子

松浦造園㈱ 農業部である<宝箱>では創設時から有機農業による持続可能な環境保全型農業に取り組んでいます。はじまりは生産地『大庭空山』の耕作放棄地を再生させる事からでした。松江市近郊から排出された木くず・草くずを集め、自家製した植物性堆肥を年に3回、8年間敷き込み続け、水はけの悪い赤土が、生き物がたくさん生活する土壌に変わりました。

今では宍道湖と中海から吹き渡る風のなかで、「有機茶」「有機梅」「有機柿」「有機ゆず」「野菜」「ブルーベリー」「くろもじ」などを育て、商品まで加工し、販売を行っています。

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