PAGE TOP

2025.11.21 山陰の冬らしい天気

松浦造園 大庭空山 虹

 大雨が降ったかと思えば白い雲が流れて急に晴れたり、晴れていたと思ったら、いつの間にやら黒い雲がやってきて霰やら雹が降ってきたり。
 だんだんと、山陰の冬らしい空模様になってきました。

 この時期(旧暦の10月10日~17日|今年は11/29~12/6)は「神在月」と呼ばれていますが、地元では「お忌《い》みさん」や「お忌み荒れ」という呼び名の方が、どちらかといえばなじみ深いです。
 神迎《かみむかえ》神事から、神等去出《からさで》祭までの一週間は、大きな音を控える「お忌みさん」の風習が地域によってあり、その頃に訪れる冬の荒れた天気を「お忌み荒れ」と呼んでいます。

 この日は松江の街が白い雲に覆われて、大雨が降ったかと思えばすぐ晴れ間がのぞき、虹の姿が見えました。

 外で働く者としては落ち着かない天気ですが、それでも、またちゃんと冬が巡ってきたのだと安心する心地もします。